(C)2023 ROH

ロイヤル・オペラ『ラインの黄金』ROHオリジナルトートバッグを2名様にプレゼント!

応募期間12月1日(金)〜12月20日(水)

世界最高の名門歌劇場である英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたバレエとオペラの舞台を、特別映像を交えてスクリーンで体験できる「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」。今シーズンは、『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023/24』として、全8作品<バレエ4作品/オペラ4作品>でお届けする超豪華選りすぐりのラインナップ。

アントニオ・パッパーノ指揮、バリー・コスキー新演出で大胆に解釈した《ラインの黄金》。ロイヤル・オペラ・ハウスが4年かけて上演する、ワーグナー四部作『ニーベルングの指環』の第一章が幕を開ける。

オーストラリア出身のバリー・コスキーは現代演劇の考えと手法をオペラに大胆に持ち込み、時にはかなりの物議を醸しつつも、今や世界でもっとも忙しいオペラ演出家の一人。英国ロイヤル・オペラはワーグナーの四部作『ニーベルングの指環(リング)』の待望の新制作をコスキーにゆだねた。指揮は音楽監督としては今シーズンが最後の年となるパッパーノ。序夜《ラインの黄金》の初日が開くと、プレスと観客両方からの絶賛の嵐となった。

『ニーベルングの指環』は社会の縮図のようなオペラであり、その上演は時代ごとの問題を反映してきた。コスキー演出の舞台には、枯れ果てて残骸のようになったトネリコの大樹が舞台に横たえられている。そこに痩せ衰えた裸体の老婆(役者によって演じられている)の姿で表される大地の女神エルダがゆっくりと舞台を横切るところからオペラは始まる。大地の資源をもとにした富を人間のエゴが貪欲に求めた結果、地球の死が近づいていることを不気味に提示しているのだ。
また音楽面も演出に負けない大きな充実を示した。パッパーノは『ニーベルングの指環』に書き込まれている様々な音楽テーマを丹念に浮き上がらせながら、エネルギッシュにワーグナーの真髄を表現。歌手たちは神々の長ヴォータンを歌ったモルトマンがアルベリヒ役パーヴィス(二人とも英国出身)と共に絶好調なのを始めとして、「まったく弱点がない揃って強力なキャスト」と評される充実ぶりだ。

12/15(金)~12/21(木) TOHOシネマズ 日本橋 ほか1週間限定公開!

本作の公開を記念してロイヤル・オペラ『ラインの黄金』ROHオリジナルトートバッグを抽選で2名様にプレゼントします!

TOP