ワーグナーとコジマ

19世紀、スイス。ルツェルン湖畔の屋敷。リヒャルト・ワグナー55歳。彼はすでに「ニーベルンクの指環」等で世に名を轟かせていた。コジマ・フォン・ビューロー31歳。ドイツ音楽界でゆるぎない地位にいるハンス・フォン・ビューローの夫人で、やはり天才音楽家であるフランツ・リストの娘であった。この2人が、屋敷で会っていた。コジマは、夫と別れて、ワーグナーのエゴイズムや狂気を受け入れ、天才に服従することを決意していた。数年後、2人のもとに若い哲学者・ニーチェが訪れる。彼は24歳だが、ワーグナーと交流を深めるうちに、コジマに恋心を抱き始める。

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