野いちご

(C)1957 AB Svensk Filmindustri
78歳の孤独な医師イーサク・ボルイ。妻は亡くなり、子供は独立して、今は家政婦と二人きりの日々を送っている。長年の功績を認められ、明日ルンド大学で名誉博士号を受けることになっていた。 その夜イーサクは奇妙な夢を見る。夢から覚めたイーサクは、飛行機でルンドに行く計画を取りやめ、家政婦アグダの反対を押し切って車で向かうことにするのだった―。 人生の終わりにさしかかって旅をする老医師の一日を通じて、人間の老いや死、家族をテーマに、夢や追想を織り交ぜて描いたこの映画は、青春時代の失恋の思い出を野いちごに託した叙情的な一編となっている。

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