情炎の女サロメ

ガラリア王国は淫蕩なヘロデ王と邪心の王妃ヘロディアスが統治しており、民心動揺の世相下にあった。折から、ヨハネとい予言者が救世主の出現近きを説き、王と王妃を攻撃していた。ヘロディアスはかつて王の弟の妻であり、地位ゆえに寝返った背徳の女で、ヨハネを憎み、王に彼の処罰を迫ったが、王は報復を怖れて聞き入れなかった。その頃ローマでは、ヘロディアスの娘サロメがシーザーの逆鱗にふれて追放された。帰国の船上、彼女はエルサレムに総督として赴任するポンティアス、ガラリア駐屯の司令官クローディアスと一緒になったが、クローディアスはサロメに一目で魅せられた。

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