ハッピーエンド

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カレーに住むブルジョワジーのロラン家は、瀟洒な邸宅に3世帯が暮らす。その家長は、建築業を営んでいたジョルジュだが、高齢の彼はすでに引退している。娘アンヌが家業を継ぎ、取引先銀行の顧問弁護士を恋人に、ビジネスで辣腕を振るっている。専務職を任されたアンヌの息子ピエールはビジネスマンに徹しきれない。使用人や移民労働者の扱いに関しても、祖父や母の世代への反撥があるものの、子供染みた反抗しかできないナイーヴな青年だ。またアンヌの弟トマは家業を継がず、医師として働き、再婚した若い妻アナイスとの間に幼い息子ポールがいる。その他、幼い娘のいるモロッコ人のラシッドと妻ジャミラが住み込みで一家に仕えている。 一家は、同じテーブルを囲み、食事をしても、それぞれの思いには無関心。SNSやメールに個々の秘密や鬱憤を打ち込むだけ。ましてや使用人や移民のことなど眼中にない。そんな家族の中、ハネケは詩賦ジョルジュと疎遠だった孫娘エヴの再会に光を当てる。老いた祖父は、意に添わぬ場面ではボケたふりをして周囲を煙に巻きながら、死の影を纏うエヴのことも実はちゃんとお見通し。一方、幼い頃に父に捨てられ、愛に飢え、死に取り憑かれたエヴもまた醒めた目で世界を見つめている。秘密を抱えた二人の緊張感漲る対峙。ジョルジュの衝撃の告白は、エヴの閉ざされた扉をこじ開ける―――。

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