菊とギロチン

(C)2018「菊とギロチン」合同製作舎
2018年7月7日(土)公開
関東大震災後の東京近郊。そこには震災で焼け出された避難民や孤児が食料を求め溢れていたが、そんな土地に女相撲の興行を催すべく「玉岩興行」の一座がやってきた。 「玉岩興行」には大関玉椿、梅の里を筆頭に、12名の様々な出身や境遇の女力士たちが在籍していた。 新人力士の花菊は、貧農の嫁であったが夫の暴力に耐えかねて家出し、この団体に加わっていた。同じく新人の十勝川は、震災直後のデマによる虐殺から逃れてきた朝鮮人娼婦だった。 「格差のない平等な社会」を標榜しつつも、その活動は資本家から恐喝した金で遊興にふける刹那的な生活を送っていたアナキストグループ「ギロチン社」の中濱鐵と古田大次郎は、震災後の憲兵隊による大杉栄殺害に憤慨し復讐のテロを画策すべく、その土地にアジトを構えていた。 相撲見物にでかけたアナキストの若者たちは、女力士たちに魅せられ仲良くなる。 中濱と十勝川、古田と花菊は、互いに惹かれあっていくのだったが…。

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