青春前期 青い果実

(C)1965 日活
東京の明道高校に転校して来た椎の木武志は、無口でニコリともしない一種独特の雰囲気をもっていた。そんな武志に級友の河合奈津子は魅かれていった。だが武志は頑に奈津子の視線を拒否した。ある日の夕方、路上で言い合っていた二人は、チンピラ大学生三人に言い寄られ、武志は思いあまって空手で三人を路上に倒してしまった。この出来事をきっかけに武志と奈津子はうちとけていった。それは女に嫌悪感をもつ武志と母親が生れつき憎いという奈津子に共通の世界があったからかも知れない。

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