夜の波紋

(C)1958 松竹
京都の祇園、絢爛眼を奪うばかりの“都おどり”の舞台。だがその裏には時代に逆行する、封建的な格式と慣習があった。不幸の境遇から、祇園の社会に飛込んだ京子は、世の中でお金しか頼れぬと信じていた。それには“都おどり”の主役をとらねば。しかし京子には何んの後立てもなかった。野望に燃える京子の前には、祇園きっての芸妓花恵に秀勇がいた。その影には関西財界の巨頭岸井や画家の芦田がいた。彼女はその愛弟子森を通じて、芦田に近づいた。

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