獣の通る道

(C)東映
不良少年の水原勉は、裏町を支配するヤクザの桑山に憧れていた。バー〈クール〉で働く妹マリは兄の勉を心配するが、桑山に見込まれた勉は麻薬密売を任されてしまう。喫茶店〈エトワール〉のマダムである圭子には谷雄という息子がいたが、彼は勉との間で不良少女の亜紀子を取り合っていた。マリが想いを寄せる〈エトワール〉のバーテンの鹿沢は、かつて殺人の罪で捕まったことがあり現在は保釈中の身だったが、桑山によって勉やマリの目の前で過去を明かされた。ある日、谷雄は亜紀子の家に忍び込み、そこで桑山の手下に見つかり射殺されてしまう。

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