風来先生

(C)1961 松竹
山陰の城下町松江に赴任してきた新米教師白戸勉吉は、若い同僚の一色次郎の紹介で若い校医左近節子の隣家に下宿した。青田、石黒、三上らイタズラ盛りの生徒に迎えられて、失敗ばかり、風来先生という仇名までつけられてしまった。或る日、書庫でこっそりと喫煙中の悪童連をみつけた勉吉が、反抗した石黒を軽く突いたところ、石黒が軽傷を負うという事件がおきた。教頭一派と組んで校長追い出しを企む石黒の父はPTAの委員で、この事件を大げさに取上げた。しかし、息子の石黒が正直にカスリ傷と証言、正義派の校長も石黒の辞表を握りつぶしたため大事にはならなかった。節子の妹万里子は、そんな勉吉に思いをかけていた。

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