幽霊小判

(C)KADOKAWA 1960
漁師の娘おふじは、ふとした縁で江戸の廻漕問屋相模屋庄吉に見染められ祝言の式を挙げることになった。だが、祝言当夜取引先に送った五万両が紛失、庄吉は変死体となって発見された。と、涙にくれるおふじの前に庄吉と名のる男が現われた。男は、陽気のせいでおふじの頭の具合が悪くなりましてと平然と言うのだ。おふじは目明しの六助、やん八に助けを求めた。伊豆代官所与力・鳴海左平次も事件の探索を始めた。

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