世界が食べられなくなる日

2009年、フランスである動物実験が極秘に開始された。それはラットのエサに遺伝子組み換えトウモロコシ、農薬(ラウンドアップ)を、いくつかの組み合わせで混ぜて与えた長期実験だった。分子生物学者、ジル=エリック・セラリーニ教授が行ったこの世界で初めての実験は、2012年9月に専門誌に発表され、フランスをはじめとしてヨーロッパ諸国、そして世界中に大きな波紋を投げかけた。 「人間は毎日何かを食べる必要がある。その食べ物は農民が作る。タネを大切に育てなさい。そして、自分たちでタネを毎年収穫してGM作物の侵入を阻止するんだ。植物や動物は未来のための大切な資本だ。それを忘れるな」。 “タネ”は命の源で、可能性そのもの。“タネ”を受け継ぎ、汚染のない世界を子どもたちに残すために私たちが必要としているものは、新しい技術か、それとも古来から受け継がれる知識なのか―。
公開日
2013年6月8日(土)
監督
ジャン=ポール・ジョー
出演
(ドキュメンタリー)
声優
フィリップ・トレトン
製作年
2012
製作国
原題
TOUS COBAYES?
上映時間
115
配給会社
アップリンク

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