痕跡や

D-BOYSと6人の映画監督がタッグを組んで贈るドラマシリーズD-TOWN。「街」をテーマにテレビ東京でオンエアされた６作品の中から、柳下大主演、佐々部清監督による『痕跡や』。各４話に分かれていたTVオンエア版を監督自らの監修により、再編集した特別版。 井口駿太郎は、横浜のネットカフェを渡り歩き、派遣社員として共に働いていた森川圭太を探しているのだった。派遣契約を切られると同時に貯金を持ち逃げされた駿太郎は、森川のネットの書き込みを頼りに、その行方を追っている。そんな中駿太郎は、ネットカフェで出会った雨宮に残り少ないお金をだましとられてしまう。途方に暮れる駿太郎が出会ったのは、カメラマンの西野日和と、横浜黄金町で「痕跡や」という店を営む織原だった。黄金町の「痕跡や」で住み込みのアルバイトとして働くことになった駿太郎は、「何でも買います」とうたう「痕跡や」に、様々な品を売りにくる人々、またそれを買いに来る人々と出会うことで、自分の居場所を探していく。