草原の椅子

(C)2013「草原の椅子」製作委員会
遠間憲太郎はカメラメーカーの営業局次長として働くサラリーマン。すでに妻とは離婚しており、20歳になる娘と一緒暮らしていたが、取引先である「カメラのトガシ」の社長・富樫との間に友情が芽生える。同時期に遠間が密かに想いを寄せる器屋のオーナー・篠原志子とも出会い、互いに本音を語り合う中で、3人は今後の人生をどう歩んでいくか模索していく―。 そんな折、3人は母親に虐待され心に傷を負った少年・圭輔と出会う。なかなか心を開かない圭輔だったが、次第に打ち解けてくるようになる。そんなある日、遠間は、不思議な写真と出会う。何もない草原に椅子がぽつんと、ただそれだけの写真なのになぜか心に突き刺さる。その写真に桃源郷を見た4人は「世界最後の桃源郷」と呼ばれるフンザへ旅立つことに。そこに辿り着いた時、彼らは雄大な景色に何をみたのか―。

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