柳ケ瀬ブルース

『夜の歌謡シリーズ』の第1作。 女にもて、小悪党ぶっているバーテンの次郎は、カウンターから秋波を送ってくる雅美に早くも食指を動かしていた。そんなところへ、彼の情婦みどりが岐阜へ去るため、別れの挨拶に来たが次郎は冷たかった。雅美は社長権藤の二号だった。その夜、雅美のマンションに泊った次郎だったが権藤に見つけられ、さんざん痛い目にあわされ、ほうほうの態で逃げ出した。東京にいづらくなった彼は、かつていい仲だったレストランのマダム玉子から金を借り、故郷の岐阜柳ケ瀬に向った。

ShareSNSでシェアしよう!

TOP