骨まで愛して

(C)1966 日活
夜霧につつまれた港横浜。麻薬密輸グループ青木組の幹部加納誠は、いつになく緊張した表情だった。中国人との重大な取り引きもさることながら、この仕事を最後にヤクザから足を洗い、ボス青木の情婦神林あや子と香港へ逃亡する計画だったからだ。計画がもう一歩で成功する直前、ダイスの政という流れ者のヤクザの思わぬ邪魔にあい、取り引きは大混乱、誠が肩に銃弾を受けて失神しているうちに、青木はあや子を無理矢理香港へ連れ去ってしまった。

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