誇り高き反逆者

南北戦争で邸と妻を無くした南部男のラッドは、母の死のショックで口がきけなくなった息子と愛犬を連れ、その病を治す名医を求めての旅の途中、アビデンという北部の町に立ち寄る。彼らに同情した女農園主のもとで働くことにするが、貧しい南部出身の彼らに周囲は冷たく、由無い嫌がらせも続く。父は、愛犬を欲しがる商人に手放し、手術代を得るが、これが失敗。犬を失った息子は狂ったように探し回るが、すでにそれは彼らを目の敵にする悪党の手に渡っていた。そして、抑えに抑えていた父の怒りも爆発する。少年は懸命に愛犬の名を心で叫ぶうち、遂に……。

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