ロック わんこの島

三宅島で民宿「たいよう」を営む野山一家。小学生の芯は、優しい父親・松男、元気で楽しい母親・貴子、そして祖母・房子の家のハナから生まれたばかりの子犬ロックと暮らしている。芯とロックは、仲良しで、毎日楽しい日々を送っていた。2000年8月、三宅島・雄山で噴火が起こった。その矢先にロックがいなくなってしまった。野山一家は、島外避難として、都内で避難生活が始まる。ロックは生きているとの希望を胸に一家は懸命に生きる。ある日、噴火災害動物救護センターでロックと再会する。しかし、避難所では犬を飼うことができない。体調を崩し弱っていくロック。島にはいつ帰れるかわからない。不安を抱える中、芯はある決心をするのだった。