女は抵抗する

(C)KADOKAWA 1960
矢代美枝の父はベテランの興行師だったが、仲間の妨害から手持ちのバンドを横取りされプロダクションの崩壊とともに死んだ。卒業を目前にした女子大生の美枝は、人気バンド「グリーンガイズ」のリーダー久慈をくどいて、人気を二分する「ゴールデンキングス」とのジャズ合戦を企画したする。勝負は久慈の「グリーンガイズ」が勝った。敗けた白崎は、かつて美枝の父の世話を受けながら父をあざむき死に追いやった男だった。美枝は秘かに泣いた。矢代プロの代表となった美枝は、さらに活躍した。彼女に時折批判と忠告をする久慈は、美枝を愛していた。ジャズは、まもなくブームの波から消えていった。そこで、美枝はロカビリーに目をつける…。

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