黒の凶器

(C)KADOKAWA 1964
1964年6月20日(土)公開
日本の弱電機メーカー大日本電機の工員であった片柳は、酒場で知りあった登川れい子と結婚を夢みるようになってから、自分の運命を狂わした。株をやっているという女の関心を買うため、自分の会社が極秘に研究を進めているRV17作戦のデータを提供したが、彼女は株を操ってボロ儲けしたばかりか、競争会社の太陽電器にそのデーターを売った。これが因で、会社を馘になった片柳は、れい子が太陽電器の産業スパイと知りながらも、忘れられなかった。だが、片柳は大日本電機と太陽電器への復讐を忘れてはいなかった。

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