少年と自転車

(C)Christine PLENUS
以前、日本で聞いた 「帰って来ない親を施設で待ち続ける子どもの話」をもとに、この映画は生まれました。 ――ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督 もうすぐ12歳になる少年シリル。彼の願いは、自分を児童養護施設へ預けた父親を見つけ出し、再び一緒に暮らすこと。ある日、シリルは美容院を経営するサマンサと出会い、週末を彼女の家で過ごすようになる。自転車で街を駆けまわり、サマンサと共にようやく父親を探しあてたシリルだったが、「二度と会いに来るな」と言い放たれる。シリルが実の親に再び捨てられる姿を目の当たりにしたサマンサは、それまで以上にシリルと真摯に向き合い始める。サマンサとのふれあいのなかで、シリルの心も変化し始める。

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