勝利と敗北

(C)KADOKAWA 1960
全日本ウェルター級チャンピオン・佐々木が突然引退声明をした。ために早急に次期チャンピオンを決定しなければならなくなり、各ジムから挑戦資格者が続続名のりをあげた。最有力な峰岸ジムではその推薦をめぐって一つの争いが起きた。峰岸は最初からボクサーとしては盛りをすぎた年齢ではあるが、ランキング一位にある山中を推すつもりだった。が峰岸のジムにはノックアウトキングという異名をとり学生からプロ入りした旗がいた。彼は自分の実力が認められないのを不満に思い峰岸のジムを飛びだした。

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