ミルク

2008年度米アカデミー賞でショーン・ペンが主演男優賞を受賞。 1972年、ニューヨーク。ハーヴィー・ミルクは、スコット・スミスと恋に落ち、サンフランシスコに移り住む。そこは同性愛者やヒッピーが多く住む「カストロ」地区。二人は自宅のアパートの1階に小さなカメラ店を開店させる。社交的でユーモアのあるミルクは、たちまち人気者となった。同性愛者やヒッピーたちのたまり場となるのだった。そして、差別的な商工会に対して、カストロ・ヴィレッジ協会を結成した。1973年11月、ミルクはサンフランシス市政執行委員会の選挙に立候補。だが、落選し、2年後にも落選してしまう。3度目となる州議会でも落選。4度目の選挙で念願の当選を果たす。米国史上初の同性愛者の政治家が誕生したのだった。同性愛者の教師を解雇できるとする法律の阻止に挑むミルク。78年に、その運動は勝利する。だが、同僚で敬虔なキリスト教徒のダン・ホワイトは、華々しく活躍するミルクを狙う。