トロピック･サンダー 史上最低の作戦

落ち目のアクション･スターであるタグは、この映画で返り咲きを目指す。ジェフは下品な芸風のコメディアン。芸域を広げるべく出演を決めた。そして、カークはオスカー俳優。だが、新たなる挑戦ということで、黒人の軍曹役のために皮膚を黒くする手術をして出演するのだった。その映画とは、史上最大の戦争映画「トロピック･ザンダー」。ド派手は爆破シーンや、俳優たちのワガママなどで、予算をオーバーしてしまうのだった。監督のデミアンはキレまくり。幹部から撮影中止を脅かされる。そこで、原作者テイバックは、俳優たちを東南アジアへ送り込めば、リアリティのある撮影が出来ると監督に持ちかける。こうして、デミアンはガイドもつけずに、俳優たちを不気味なジャングルへと送り込むのだった。ところが、そこは麻薬組織が支配する、本物の戦争のごとく危険地帯だったのだ。突然の侵入を受けた凶悪な男たちは、マジンガンを乱射。応戦する俳優たちの銃器は、撮影小道具の銃で空砲だったのだ。状況の分かっていない俳優たちは、ジャングルから脱出することができるのだろうか。