ホームレス中学生

(C)2008「ホームレス中学生」製作委員会
中学2年生の田村裕は、一学期の終業式を終えて家に帰ってきた。ところが、裕が見たものは、「差し押さえ」と書かれた張り紙。信じられない光景だった。途方にくれる裕、兄と姉。そこに現れた父親が、「解散!」と言う。その一言で、家族はバラバラになってしまった。裕はホームレス生活を始める。公園にあるウンコ型滑り台、通称「まきふん」をねぐらに、ダンボールや雑草を食事代わりに、雨をシャワー代わりに、時には石を投げてくる小学生や野良犬と戦うという生活を送る。しかし、子供の力では限界。次第に人生の目標を失っていくのだった。そんな時、彼にひとつの転機がやってくる。それは、親のように優しくしてくれた「おばさんの死」だった。裕はこの死を正面から見つめ、やがて、兄弟、街の人々、友人、そして恩師らに支えられて人生の大きな選択をすることになる。その選択とは?

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