永遠に答えず

(C)1957 日活
戦時中、叔母にあたる坂東流舞踊の師匠もよの家に世話になっている由美子は、青年小峰宏と相愛の仲となった。だが宏に赤紙が来た。郷土の塩釜で盛大な壮行の宴を受けた彼は、その夜由美子と海岸を彷よううちに、いつしか二人は太平洋の潮吹雪に打たれながら崩れ倒れるように強く抱擁し合っていた。彼女は宏の子供美奈子を生んだ。しかし、その頃宏戦死の報を受けたもよは、父無し子を哀れんで、秘かに生れた子を他人に預けた。子は死んだと信じた由美子は悲しみの鳴咽にむせぶのであった。終戦--東京に戻った由美子ともよは、汁粉屋をはじめたが、街のボスにさからったことから、もよは惨々に痛めつけられ、それが原因で死んでしまった。その死際、由美子はわが子が生きていることを知らされた。

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