ワン･ミス･コール

聖ルーク病院が炎上。炎と煙の中から、ぬいぐるみをかかえた少女が救出された。それから時は流れた。心理学専攻の大学生ベス・レイモンドは、友人シェリーの急死に悲しんでいる。自宅の池で口から赤いキャンディー吐き出し、溺死していた。しかも亡くなる直前に奇妙な話ばかりをしていたという。そんな話をベスとしているとレアンの携帯電話が鳴った。その携帯電話には３日後の日付の着信が残っていた。その着信内容を聞くと、そこにはレアン自身の悲鳴のような声が録音されていた。 精神的不安に陥っていたレアン。不気味な着信日時、＜月曜日、午後10時17分＞が迫ってくる。そして、その時刻にレアンは踏み切りの歩道橋から飛び降り死んでしまうのだった。ベスは友人2人が変死したことで、精神的ショックを受けていた。それらの事件には何か恐ろしい邪悪な力が作用しているのでは？との噂が周囲に広まっていった。亡くなった２人の友人は携帯電話に不気味なメッセージを受け取っていたこと。現実にありえないのは、そのメッセージが、２人が死ぬ数日前に届けられ、しかも死んだ本人が最期の瞬間を伝えるメッセージだったこと。そして、シェリーに電話をかけてきた看護師も既に死んでいるという事実が分かったこと。レアンの元彼だったブライアンは、呪いの着信を２日前に受けていたことをベスに白状した。着信時刻は、もうすぐ迫っていた。