あの空をおぼえてる
(C)2008｢あの空をおぼえてる｣フィルムパートナーズ
生きて、いこう。心がつぶれそうな悲しみもいつかは、きっと…。
のどかな田舎町に暮らす小学４年生の英治は、幼稚園に通う妹･絵里奈の快活さに気遅れがちだが、心優しい男の子。母のお腹にいる新しい生命の誕生を、家族みんなで心待ちにしていた。そんなある日、父を待たず買い物に出掛けた兄妹が交通事故に。幼い娘を死なせた自責の念に駆られる父、子を亡くした悲しみに自失茫然とする母。英治はひとり、心がつぶれそうな想いに耐えようとするが。
- 公開日
- 2008年4月26日(土)
- 監督
- 冨樫森
- 脚本
- 山田耕大
- 撮影
- 中澤正行
- 音楽
- 中野雄太
- 製作年
- 2008
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 115
- INTRODUCTION
- 幸せな4人家族を襲った突然の不幸。それを乗り越えようと懸命に生きる家族の姿があった。竹野内豊が7年ぶりの映画への出演を決意した感動作であり、父親である深沢雅仁を熱演している。明るく家族を包む母親役には、『踊る大捜査線』の水野美紀。ほか、『涙そうそう』での名演技が印象に残る広田亮平。妹の絵里奈には、吉田里琴。さらに、小日向文世、小池栄子、品川佑、中嶋朋子など多彩な顔ぶれが脇を固めている。監督は登場人物を繊細に表現する演出が高く評価され、『ごめん』『星に願いを。』などを監督した富樫森。そして、主題歌を担当するのは、平井堅。この映画のために書き下ろした「いつか離れる日がきても」が、物語に印象的な余韻を添えている。
- STORY
- 写真館を営む深沢雅仁は、妻の慶子と小学生の長男・英治、幼稚園児の長女絵里奈の4人家族で、ゴールデン・レトリバーの金之助と共に幸せに暮らしている。慶子には新しい命が宿り、みんなは赤ちゃんの誕生を楽しみにしていた。ある日、英治と絵里奈は買い物に出かけ、交通事故に遭ってしまった。英治は一命を取りとめたものの、絵里奈は亡くなった。雅仁は、子供たちだけで買い物に行かせたことを悔やみ自分を責める。慶子は泣き続けるのだった。やがて英治の退院。久しぶりに家に帰ったが、家族の間には重苦しい空気が漂い、笑顔は消えていた。健気な英治の姿を見て、慶子も少しずつ前向きになっていく。生まれてくる子のために、絵里奈の部屋を片付け、英治も手伝う。しかし、雅仁はそんな二人の行動を受け入れることができず、慶子と口論になってしまう。そして、慶子は家を飛び出してしまうのだった。翌日、担任の教師から英治が学校を欠席していると連絡を受ける。行方のわからない英治を探しに、雅仁は夕闇の迫る山へと向かうのだった。
- CASTING
- ●竹野内豊 1971年生まれ。東京都出身。94年ドラマ「ボクの就職」でデビュー。主な出演作は、ドラマ/「星の金貨」「ロングバケーション」「ビーチボーイズ」「ヤンキー母校に帰る」「瑠璃の島」、映画/「冷静と情熱の間」（01）など。 ●水野美紀 1974年生まれ。三重県出身。主な出演作は、「ガメラ2レギオン襲来」（96）、「踊る大捜査線THE MOVIE」（98）、「千里眼」（00）、「図鑑に載ってない虫」（07）など。 ●広田亮平 1996年生まれ。神奈川県出身。主な出演作は、ドラマ/「こころ」「佐賀のがばいばあちゃん」「東京タワー～オカンとボクと、時々、オトン」、映画/「涙そうそう」（06）、「マリと子犬の物語」（07）など。 ●吉田里琴 1999年生まれ。東京都出身。06年ドラマ「対岸の彼女」でデビュー。主な出演作は、ドラマ/「みこんの六姉妹」「花嫁とパパ」「山田太郎ものがたり」、映画/「花田少年史」（06）、「さくらん」（07）など。 ●小池栄子 1980年生まれ。東京都出身。主な出演作は、ドラマ/「嫌われ松子の一生」「大奥～華の乱～」、映画/「模倣犯」（02）、「下妻物語」（04）、「真夜中の弥次さん喜多さん」（05）など。
- 配給会社
- ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
anosora