フローズン･タイム

美大生のベンは、恋人のスージーと別れた。自分から言い出したにもかかわらず、やり直したいとスージーに連絡するが、もうしでに新しい恋人がいるという。ベンはショックで不眠症になってしまう。そんなある夜、深夜のスーパーのバイトを見つけ、余った時間を活用する。店には、サッカーと女好きの店長、時間恐怖症のレジ係シャロン、悪友コンビのバリーとマットがいた。2週間も眠っていないベンは、ついに時間の観念を失ってしまう。あまりの退屈さに時間が停止。フリーズした世界を自由に歩き回るベンは、美しい女性たちをデッサンする。シャロンの美しさに目を奪われ、しだいにお互いに意識し始めるのだった。そんな時、画廊のオーナーから、ベンの作品を見て個展を開きたいと電話が入る。シャロンとともに、ジェンキンズの誕生パーティへ向かうが、そこで別れたスージーと再会。スージーがベンに突然キスをし、それを目撃したシャロンはベンの前から去っていった。画廊に作品を見せに行くベンだったが、その話はバリーとマットによるイタズラだったのだ。しかし、画廊のオーナーの目に作品がとまり、本当に個展を開くことになった。果たして、ベンの中で止まっていたシャロンとの時間は動き出すのだろうか。