北辰斜にさすところ

85歳を迎えようとしている上田勝弥は、かつて旧制第七高等学校造士館の野球部のエースとして活躍。ある日、「五高七高対抗戦百周年記念試合」の案内状が届く。七高OBの仲間たちが勝弥の故郷で開催することに決めた試合だったが、彼は出席を断る。