グーグーだって猫である

天才漫画家の麻子は、13年余り一緒に暮らした猫のサバを亡くした。あまりのショックに漫画を描けなくなってしまった。そんな時、ペットショップの前で、アメリカン･ショートヘアの子猫と出会った。名付けた名前はグーグー。仕事場でナオミたちの前でグーグーを披露する麻子。一緒にご飯を食べて、お風呂に入り、寝るという幸せな日々。麻子に元気な表情が戻ってきた。そんなある日、避妊手術に出かける途中でグーグーが逃げ出してしまう。必死でグーグーを探す。木の上からグーグーを手渡してくれた男性がいた。沢村青自だった。おもわず見とれてしまう麻子。音楽のライブを見に行ったとき、青自と再会する。久しぶりにお酒も進み、麻子と青自は徐々に距離を縮めていくのだった。半年振りにペンを取る麻子。グーグーが来てからすべてが順調に回りだしていた。だが、新作の取材中に麻子は突然倒れてしまう。