レディ・チャタレー

(C)Maia Films-Saga Films-Arte France Visa d'exploitation n' 110 132-Depot legal 2006 Tous droids reserves
クリフォード・チャタレー卿とその夫人コンスタンスは、結婚4年目を迎える。二人は、イギリス中部、炭鉱地帯の村で暮らしている。クリフォードは、新婚わずか1カ月後にドイツとの戦争で下半身不随になった。コンスタンスの毎日は、夫の身の回りの世話と家事をこなすだけ。そんな生活に、彼女の中から少しずつ生気が失われていた。ある日、コンスタンスが森で黄水仙を摘み、泉の水を飲んでいると、遠くから金槌の音が聞こえてくる。小屋の前で大工仕事をしている森の猟番がいた。コンスタンスは小屋の椅子で休ませてもらい、時々ここに寄りたいと申し出る。暫くして、コンスタンスが森の猟番小屋へ行くと、猟番のパーキンは雑木林の中のシジュウカラの巣を見せてくれ、合鍵も手渡してくれる。その日から、コンスタンスは毎日のように小屋に出かけるようになるのだった。コンスタンスとパーキンは、お互いに深い孤独を抱えていた。森の中でともに過ごす時間を重ねるうちに、ごく自然に愛しあうようになる。
公開日
2007年11月3日(土)
監督
パスカル・フェラン
脚本
パスカル・フェラン ロジェ・ボーボ ピエール・トリヴィディク
撮影
ジュリアン・ハーシュ
音楽
ベアトリス・トリエ
出演
マリナ・ハンズ ジャン=ルイ・クーロシュ イポリット・ジラルド エレーヌ・アレクサンドリディス エレーヌ・フィリエール ベルナール・ヴェルレー サヴァ・ロロフ ジャン=バチスト・モンタギュー
製作年
2006
製作国
上映時間
135
INTRODUCTION
チャタレー卿夫人のコンスタンスと、雇われ人である森の猟番パーキン。二人は運命的に出会い、森の中で共に過ごすうちに強く惹かれあうのだった。原作は、D.H.ロレンスの小説『チャタレー夫人の恋人』。性愛表現のために裁判沙汰にまでなり、猥褻と表現の自由の関係が問われた。本作は、その「チャタレー裁判」から50周年を迎え、フランスの女流監督の手で新解釈されて鮮やかに甦った。第32回セザール賞で、作品賞、主演女優賞、脚色賞、撮影賞、衣装美術賞の5部門に輝く。コンスタンス役には、『みなさん、さようなら』のマリナ・ハンズ。パーキンを演じたのは、エマニュエル・キュオー監督の「Circuit Carole」に出演したジャン=ルイ・クロック。夫のクリフォードには、「モディリアーニ~真実の愛~」のイポリット・ジラルが好演している。監督は、「a.b.cの可能性」でヴェネチア国際映画祭国際評論賞を受賞したパスカル・フェラン。11年ぶりの新作で見事にセザール賞5部門受賞を果たした。
STORY
クリフォード・チャタレー卿とその夫人コンスタンスは、結婚4年目を迎える。二人は、イギリス中部、炭鉱地帯の村で暮らしている。クリフォードは、新婚わずか1カ月後にドイツとの戦争で下半身不随になった。コンスタンスの毎日は、夫の身の回りの世話と家事をこなすだけ。そんな生活に、彼女の中から少しずつ生気が失われていた。ある日、コンスタンスが森で黄水仙を摘み、泉の水を飲んでいると、遠くから金槌の音が聞こえてくる。小屋の前で大工仕事をしている森の猟番がいた。コンスタンスは小屋の椅子で休ませてもらい、時々ここに寄りたいと申し出る。暫くして、コンスタンスが森の猟番小屋へ行くと、猟番のパーキンは雑木林の中のシジュウカラの巣を見せてくれ、合鍵も手渡してくれる。その日から、コンスタンスは毎日のように小屋に出かけるようになるのだった。コンスタンスとパーキンは、お互いに深い孤独を抱えていた。森の中でともに過ごす時間を重ねるうちに、ごく自然に愛しあうようになる。
CASTING
●マリナ・ハンズ 1975年生まれ。99年舞台デビュー。主な出演作は「女写真家ソフィー」(00)、「もなさんさよなら」(03)、「唇を閉ざせ」(06)」など。 ●ジャン=ルイ・クロック コック見習いやレストラン勤め、舞台の小道具係など様々な職業を経て、95年にエマニュエル・キュオー監督「Circuit Carole」で映画デビュー。 ●イポリット・ジラルド 1955年生まれ。73年「ジャンの妻」で映画デビュー。主な出演作は「カルメンという名の女」(83)、「フォート・サガン」(84)、「愛と宿命の泉」(86)、「愛さずにはいられない」(8)、「バルジョーでいこう!」(92)、「哀しみのスパイ」(94)、「イヴォンヌの香り」(94)、「キングス&クイーン」(04)、「モディリアーニ~真実の愛~」(04)など。
映倫
30
配給会社
ショウゲート

ShareSNSでシェアしよう!

TOP