母べえ

(C)2007「母べえ」製作委員会
昭和15年、東京。野上家は父親の滋、母親の佳代、長女の初子、次女の照美の4人家族でつつましく暮らしていた。ある日、文学者である父が戦争反対を唱える者として、治安維持法で検挙されてしまう。不安な家族の元に、滋の教え子の山崎、父の妹・久子、あけっぴろげな性格の仙吉叔父さんなど、優しい人達が集まってきた。離ればなれになった家族を繋いだのは手紙だった。毎日の出来事を、初子と照美は父に宛てて綴っていく。佳代はそんな娘たちの成長を見守る。それが心の支えとなった。そんなある日、野上家に思いがけない便りが届くのだった。

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