ミルコのひかり

(C)ORISA PRODUZIONI SRL 2005
イタリアのトスカーナに住む、映画好きの少年ミルコ。彼は不慮の事故によって両眼の視力を失ってしまう。1971年当時、イタリアでは盲目の子供は通常の教育を受けることができなかった。そのため、ミルコは両親と離れて全寮制の盲学校へと転校させられた。眼が見えないことを受け入れられず、心を閉ざしてしまうミルコ。ある日、古ぼけたテープレコーダーによって「音」と出会う。それは、新しい世界との出会いだった。担任の神父ジュリオや、お転婆な少女フランチェスカに助けられながら、古い規律を重んじる学校の圧力に屈せず精神の自由を求めるのだった。彼は行動を通じて、心が閉ざされた世界に留まっていたクラスメイトたちに夢と希望を与えた。やがて周囲の人々や世論をも突き動かしていくのだった。
公開日
2007年9月8日(土)
監督
クリスティアーノ・ボルトーネ
脚本
クリスティアーノ・ボルトーネ モニカ・ザペッリ パオロ・サッサネッリ
撮影
ヴラダン・ラドヴィッチ
音楽
エツィオ・ボッソ
出演
ルカ・カプリオッティ パオロ・サッサネッリ マルコ・コッチ
製作年
2005
製作国
原題
ROSSO COME IL CIELO
上映時間
100
INTRODUCTION
両眼の視力を失ってしまった10才の少年ミルコ。ある日、古ぼけた一台のテープレコーダーによる音との出会いで、彼の新しい世界が開けていく。本作は、イタリア映画界第一線で活躍するサウンド・デザイナーとなった、盲目のミルコ・メンカッチの少年時代の実話である。監督・脚本は、様々な分野の挑戦者を描き続けるクリスティーア・ボルトーネ。共同脚本には、「ベッピーノの百歩」のモニカ・ザッペリ。音楽は「僕は恐くない」を手がけたエツィオ・ボッソなど一流スタッフ陣が結集。主人公ミルコを演じるのは、1500人の候補者の中から選ばれたトスカーナ出身のルカ・カプリオッティ。ミルコが寮で出会う友人フェリーチェ役には、実際に目の見えないシモーネ・グッリーが演じている。神父役には、95年ベルリン国際映画祭で審査員特別賞を受賞したパオロ・サッサネッリ。また、ミルコに勇気を与える盲目の青年エットレを、「最後のキス」のマルコ・コッチが見事に演じている。
STORY
イタリアのトスカーナに住む、映画好きの少年ミルコ。彼は不慮の事故によって両眼の視力を失ってしまう。1971年当時、イタリアでは盲目の子供は通常の教育を受けることができなかった。そのため、ミルコは両親と離れて全寮制の盲学校へと転校させられた。眼が見えないことを受け入れられず、心を閉ざしてしまうミルコ。ある日、古ぼけたテープレコーダーによって「音」と出会う。それは、新しい世界との出会いだった。担任の神父ジュリオや、お転婆な少女フランチェスカに助けられながら、古い規律を重んじる学校の圧力に屈せず精神の自由を求めるのだった。彼は行動を通じて、心が閉ざされた世界に留まっていたクラスメイトたちに夢と希望を与えた。やがて周囲の人々や世論をも突き動かしていくのだった。
CASTING
●ルカ・カプリオッティ 1992年生まれ。イタリア・トスカーナ出身。ミルコ役 ●シモーネ・グッリー 1992年生まれ。イタリア・トリノ出身。友人フェリーチェ役 ●パオロ・サッサネッリ 舞台で20年に及ぶキャリアを持つベテラン俳優。95年ベルリン国際映画祭助演俳優部門審査員特別賞受賞。ジュリオ神父役。本作の共同脚本担当。 ●マルコ・コッチ 97年「ovosodo」で注目され、「最後のキス」(00)で人気俳優になる。盲目の青年エットレ役。
配給会社
シネカノン

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