キャプティビティ

美貌のトップモデル、ジェニファーは、見知らぬ部屋のベッドで目を覚ました。窓がなく、厚いコンクリートに囲まれた密室。壁にはジェニファーの巨大なポスターと花が飾られている。彼女はチャリティ・イベント会場のクラブで誘拐され、ここに監禁されたのだ。犯人の意図に反抗的な反応を示すと、突如鳴り響く不快な轟音と、部屋を照らすまばゆい光に苦しめられる。ジェニファーは天井の通気口からの脱出を試みるが、チェーンソーが金属の壁を突き破り、ジェニファーを脅かす。暗闇から伸びた手で薬物を注射され、ジェニファーは意識を失ってしまう。一方、地元の刑事ベティガーとディスサントスは、ジェニファーの行方を追っていた。彼女の自宅にギリシャ語のメッセージを添えて置かれていた白い粉末は、かつて同じように失踪したチアリーダーの女の子の遺灰だということが判明する。絶望的な気分に囚われていたジェニファーは、もう一人の被害者ゲリーの存在を知る。ゲリーに勇気づけられるジェニファー。だが、睡眠中に部屋の中に忍び込んできた犯人は、彼女をガラス製の空間に閉じ込め、大量の砂で生き埋めにしようとするのだった。ゲリーは天井からジェニファーを救い出し、迷路のような建物内を駆け、車の置かれたガレージにたどり着く。しかし、車に乗った二人は催眠ガスを嗅がされ、意識を失い、再び囚われの身となってしまうのだった。新たな罠を仕掛ける犯人。アジトに迫る刑事。やがて、事態は急展開する。