ハンニバル･ライジング

ハンニバルは、戦争で家族と死に別れ、ソ連の孤児院に収容された。この孤児院は、かつてハンニバルが住んでいたレクター城を没収して改装したものだった。ある夜、ハンニバルは厳しい制裁からのがれるべく脱走。パリに住む叔父の家へと逃亡するのだった。そこで、ハンニバルは、叔母である美しい日本人女性と出会う。剣術を習い、古来の日本文花に触れるハンニバル。ある日、市場で彼女が性的侮辱を受けた。それを見ていたハンニバルは、侮辱した肉屋を日本刀で殺害。そして、彼の心の闇の扉が開かれるのだった。幼い頃の記憶は、毎夜彼を苦しめる。それは、ならず者の兵士たちが小さな妹を殺したこと。ハンニバルは復讐を誓い、終戦後は平然と暮らしている犯人たちを、残虐な方法で一人また一人と追いつめて行くのだった。