アパートメント

セジンは、アパレルメーカーに勤め、販促チーム長をしている。ソウルの高級マンションに住んではいるが、多忙で疲れていた。ある夜、向いのアパートの全ての照明が、午後9時56分になると一斉に消えるのを目撃。翌朝、そのアパートから自殺者が発見された。このマンションは謎の死亡事故が多い。会社帰りにセジンは、地下鉄のホームで飛び込み自殺を図ろうとする女に道連れにされそうになる。その女はセジンの目の前で電車に轢かれてしまった。ショックを受けたセジンは会社を休み、自宅に引きこもるのだった。その夜、向いのあのマンションでは、午後9時56分になると、また一斉に照明が消えた。その直後、彼女が見ている前で住人が飛び下り自殺をしてしまった。セジンは目撃者として警察の事情聴取を受ける中、照明が消えることと連続死について話すと、逆に除き見の容疑者扱いされてしまう。そんな時、セジンはアパートに住む車椅子の少女ユヨンと知り合う。そして、ユヨンに午後10時前に絶対に電気を消さないように忠告するのだった。しかし、アパートでは、次から次へと猟奇的な謎の死が続いた。この異常な事件に遂に警察が動きだす。そして、被害者たちには共通点があることが分かってくる。やがて、このアパートに隠された、想像を絶するおぞましい秘密が明らかになっていくのだった。