となり町戦争

(c)2006「となり町戦争」製作委員会
ある田舎の舞坂町。北原修路は、この町の旅行会社に勤務している。アパートに一人暮らしの彼には、平凡な日常がを淡々と過ぎていた。ある日、ポストに投函された広報紙『広報まいさか』に目をやると、小さな記事で舞坂町は隣り町の森見町と戦争をすることを報じていた。開戦日、車で出勤するが、何も変わったことは無い。ところが、開戦12日目に、北原の携帯電話が鳴った。戦争推進室の香西からの辞令交付式の案内だった。最新号の『広報まいさか』を見ると、そこには、『戦死者12人』の文字。見えない戦火は少しずつ拡大していた。北原への強制的要請は、「通勤時に見聞きしたことを報告する」という特別偵察業務に従事せよという指令。 北原は毎日、敵地の森見町へ出勤しているのだ。いまだ戦時中という実感が何一つ湧かない北原。しかし、戦死者の数は日々増している。香西が突然、北原のアパートに訪れ、新婚夫婦を装い、森見町のアパートを分室として偵察業務を行うという。こうして偽装結婚生活が始まった。開戦37日目、北原の同僚の本田が戦死した。いよいよ身近に恐怖が迫ってきた。
公開日
2007年2月3日(土)
監督
渡辺謙作
脚本
渡辺謙作 菊崎隆志 三崎亜記
撮影
柴主高秀
音楽
Sin
出演
江口洋介 原田知世 瑛太 飯田孝男 小林麻子 辻修 中沢青六 鈴木晋介 牧口元美 宇野祥平 柴本幸 山岡一 菅田俊 余貴美子 岩松了
製作年
2006
製作国
日本
上映時間
114
INTRODUCTION
いつもと変わらない日常なのに、戦死者の数が増え続け、戦争の実感がないままに、やがて恐怖が身近に迫ってくる。原作は、三崎亜記のデビュー小説「となり町戦争」。多くの作家や批評家から、優れた表現力と高い完成度を絶賛され、文学界の注目の的となった。第17回小説すばる新人賞を受賞。同作は05年、第18回三島由紀夫賞、第133回直木賞にもノミネートされる。本作はその完全映画化である。旅行会社に勤務する北原役に『スワロウテイル』(96)『戦国自衛隊1549』(05)の江口洋介。戦争推進室の香西には、『姑獲鳥の夏』『大停電の夜に』(05)の原田知世。北原の同僚の本田には、『四日間の奇蹟』(05)の小林麻子。戦争推進室長の室園には『ホテル・ハイビスカス』(02)の余貴美子。そのほか、瑛太、菅田俊、飯田孝男、岩松了など個性的な俳優陣が素晴らしい演技を見せる。監督は、『ラブドガン』(04 )の渡辺謙作が務めている。
STORY
とある田舎の舞坂町。北原修路は、この町の旅行会社に勤務している。アパートに一人暮らしの彼には、平凡な日常がを淡々と過ぎていた。ある日、ポストに投函された広報紙『広報まいさか』に目をやると、小さな記事で舞坂町は隣り町の森見町と戦争をすることを報じていた。開戦日、車で出勤するが、何も変わったことは無い。ところが、開戦12日目に、北原の携帯電話が鳴った。戦争推進室の香西からの辞令交付式の案内だった。最新号の『広報まいさか』を見ると、そこには、『戦死者12人』の文字。見えない戦火は少しずつ拡大していた。北原への強制的要請は、「通勤時に見聞きしたことを報告する」という特別偵察業務に従事せよという指令。 北原は毎日、敵地の森見町へ出勤しているのだ。いまだ戦時中という実感が何一つ湧かない北原。しかし、戦死者の数は日々増している。香西が突然、北原のアパートに訪れ、新婚夫婦を装い、森見町のアパートを分室として偵察業務を行うという。こうして偽装結婚生活が始まった。開戦37日目、北原の同僚の本田が戦死した。いよいよ身近に恐怖が迫ってきた。
CASTING
●江口洋介 1968年生まれ。主な出演作は、ドラマ「東京ラブストーリー」、「ひとつ屋根の下」「救命病棟24時」、映画/『スワロウテイル』(96)、『凶気の桜』(02)、『戦国自衛隊1549』(05)など。 ●原田知世 1967年生まれ。主な出演作は、『時をかける少女』(83)、『天国にいちばん近い島』(84)、『私をスキーに連れてって』(87)、『姑獲鳥の夏』(05)、『大停電の夜に』(05)、『紙屋悦子の青春』(06)など。 ●瑛太 1982年生まれ。主な出演作は、ドラマ「さよなら、小津先生」、「ウォーターボーイズ」、「オレンジ デイズ」、「アンフェア」映画/『サマータイムマシン・ブルース』(05)、『嫌われ松子の一生』『東京フレンズ The Movie』(06)など。 ●余 貴美子 1956年生まれ。主な出演作は、『噛む女』(88)、『ヌードの夜』(93 )、『お受験』(99 )、『ホテル・ハイビスカス』(02)、『椿山課長の七日間』(06)など。 ●菅田 俊 1955年生まれ。主な出演作は、『渇きの街』(97)、『ニンゲン合格』(99)、『御法度』(00)、『キル・ビルVol.1』(03)、『ラストサムライ』(03) など。
配給会社
角川ヘラルド映画

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