虹の女神 Rainbow Song

(C)2006「虹の女神」製作委員会
大学生の岸田智也と佐藤あおいが、奇妙な縁で出会った。智也はあおいの友達をストーカーのように追いかけていた。素直で憎めない智也を、あおいは自主映画の制作に引き込んだのである。そして、二人の間には恋愛とも友情ともつかない、微妙な関係が育まれていった。そして、大学生活が終わる頃、佐藤あおい監督・脚本による映画が完成したのだ。卒業して、あおいは映画監督を目指し留学を考える。久しぶりに再会した智也とあおい。あおいは智也への素直な気持ちを知り、それがどうにもならないことが分かった。そして、あおいは渡米。恋人に振り回され、疲れていた智也は、ふと空を見上げると不思議な虹が浮かんでいた。あおいにこの写真を携帯でメールしたが、あおいからの返信は届かない。あおいはすでに、この世を去っていたのだ。告別式の日、親しい仲間が集まって、追悼上映会が開かれる。智也にとって、あおいは、どういう存在だったのだろうか。智也に思いがけないカタチで、その答えが届くのだった。

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