愛と死の間で

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多忙な日々を送っている外科医コウ。妻のチーチンは淋しさを感じながらも、明るく振る舞い夫に精一杯の愛情を注いでいた。ある夜、コウとの夕食を食べる約束が果たせず一人帰宅しようとしたチーチンは、交通事故死してしまう。最愛の妻を失ったコウは、医師をやめ救護隊員になった。出動したコウは、交通事故に遭遇し、車に閉じこめられたユンサムに救急処置を施そうとした。彼女の胸の鼓動に特別なものを感じたコウ。ユンサムの主治医ホーから、ユンサムの心臓は、亡き妻チーチンから移植されたものだということを聞き出す。ユンサムの体の中で最愛の妻が生きている。ユンサムが末期の病に侵され悪化の一途をたどっていること、彼女が夫のデレクを病弱な自分から解放してあげようと別れる芝居をしたことを知る。前の妻と過ごす時間があまりにも少なく、彼女を一人で逝かせてしまったことを悔いるコウは、せめて亡き妻の心臓をもつユンサムだけでも一人で逝かせてはならないと、彼女の残された時間を共に過ごすことを決意するのだった。

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