不撓不屈

中小企業の経営者、従業員の利益還元を慮り、適正な節税対策を勧めてきた税理士・飯塚を、国税局は「脱税指導」と見なし、封じ込めを仕掛けてくる。社会的信用は失墜、妻子も世間の厳しい視線に晒されてしまう。だが、それでも正攻法の戦いで受けて立つ、満身創痍の飯塚と支える家族に、やがて助力の手が差しのべられ…。昭和38年から7年におよんだ1人の税理士と国家との戦い。