緑茶

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ウー・ファンは、大学院に通う内気で地味な性格。自分に相応しい男性を探すために、時々見知らぬ相手とデートをしていた。その日、待ち合わせにやってきたのは、キザな感じのチン・ミンリャン。ファンはいつものように緑茶を注文し、緑茶で愛の行方を占う。これは友人から聞いて実行しているのだ。ミンリャンは心をすぐには開かないファンに次第に惹かれていく。ファンもミンリャンに少しずつ心を開き始めた。ある日、ミンリャンはファンと喧嘩別れしてしまう。その夜、ホテルのラウンジでファンとそっくりな女性を見かける。長く艶やかな黒髪をなびかせ、派手なドレスに身を包んだピアニスト、ランラン。彼は勇気を出して彼女に近づいてみる。ところが、容姿はそっくりでも性格は似ても似つかない強烈な個性の持ち主だった。ファンとランランは別人なのか、それとも二重人格の一人の女性なのか? 彼女たちとつきあうミンリャンの心もいつしか妖しく揺れ動きはじめるのだった。
公開日
2006年4月15日(土)
監督
チャン・ユアン
脚本
チャン・ユアン ジン・レンシュン
撮影
クリストファー・ドイル
出演
チアン・ウェン ヴィッキー・チャオ ファン・リジュン ワン・ハイジェン
製作年
2002
製作国
中国
原題
GREEN TEA
上映時間
89
INTRODUCTION
チャン・イーモウ監督、チェン・カイコー監督たちに続く、第6世代監督の鬼才として国際的に評価が高いチャン・ユアン監督。前作『ウォ・アイ・ニー』(03)につづく意欲作『緑茶』は、乾いたと都会の中で、ぬくもりを求めてさまよう孤独な男女の姿を鮮やかに描き出している。本作の魅力は、中国映画界の三大美女のひとり、ヴィッキー・チャオのダブル・キャストによって演じ分けられる、二人の女性ウー・ファンとランラン。デートをして次々と自分にふさわしい男性を探す、大学院に通うインテリ女性ウー・ファン。派手な服を着て、夜な夜なバーでピアノを弾いては、花をプレゼントしてくれる男となら誰とでも寝てしまう女性ランラン。昼と夜、清楚と妖艶の二つの顔を演じ分けるヴィッキー・チャオは、今やコン・リー、チャン・ツィイーらと並ぶアジアを代表する大人気女優である。世界的なヒット作『小林サッカー』(01)や、『ヘブン・アンド・アース』(03)に出演している。また、素性の分からないチン・ミンリャン役のジャン・ウェンは『芙蓉鎮』(84)『紅いコーリャン』(87)などで世界的に知られる個性派俳優であり、監督でもある。自身が主演し監督した『鬼が来た!』(00)ではカンヌ映画祭でグランプリを受賞している。劇中ミンリャンの友人の画家として出演しているのはファン・リジュン。現代中国を代表するアーティストである。撮影はウォン・カーウァイ作品の撮影監督としても名高いクリストファー・ドイル。北京の最新スポットを魅力的に描き、登場する男女の心を優しく映し出している。
STORY
ウー・ファンは、大学院に通う内気で地味な性格。自分に相応しい男性を探すために、時々見知らぬ相手とデートをしていた。その日、待ち合わせにやってきたのは、キザな感じのチン・ミンリャン。ファンはいつものように緑茶を注文し、緑茶で愛の行方を占う。これは友人から聞いて実行しているのだ。ミンリャンは心をすぐには開かないファンに次第に惹かれていく。ファンもミンリャンに少しずつ心を開き始めた。ある日、ミンリャンはファンと喧嘩別れしてしまう。その夜、ホテルのラウンジでファンとそっくりな女性を見かける。長く艶やかな黒髪をなびかせ、派手なドレスに身を包んだピアニスト、ランラン。彼は勇気を出して彼女に近づいてみる。ところが、容姿はそっくりでも性格は似ても似つかない強烈な個性の持ち主だった。ファンとランランは別人なのか、それとも二重人格の一人の女性なのか? 彼女たちとつきあうミンリャンの心もいつしか妖しく揺れ動きはじめるのだった。
CASTING
● ヴィッキー・チャオ 76年3月12日生まれ。中国出身。北京の名門大学、北京電影学院に入学。97年ドラマ「還珠格格」の主役に抜擢された。この作品で、明朗活発で機転のきく“小燕子”を演じたことで一気にブレイクし、中国初の国民的アイドルになる。97年『東宮西宮』で映画デビュー。その後『決戦・紫禁城』(00) でイーキン・チェンと共演している。女優としての活動の他にも、歌手とし てアルバムをリリースしたり、香港の化粧品ブランドRed Earth のイメージガールなど様々なジャンルで活躍を続けている。

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