夜のピクニック
(C)2006「夜のピクニック」FILM VENTURER
原作は、第2回本屋大賞を受賞した恩田陸のベストセラー。
徹夜で80キロを歩き通す高校生活最大のイベント「歩行祭」で、甲田貴子は、クラスメイトの西脇融に秘密を明かそうと決めていた。それは、貴子と融が同じ父親を持つ、血のつながった兄妹だということ。貴子と融の関係を勘違いしたクラスメイトたちは、二人をくっつけようと応援してくる。結局貴子は声をかけられないままでいた。しかし、融も、自分たちが兄妹だということは知っていた。
- 公開日
- 2006年9月30日(土)
- 監督
- 長澤雅彦
- 撮影
- 小林基己
- 製作年
- 2006
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 117
- INTRODUCTION
- 全校生徒1000人で、24時間かけて80キロを歩く伝統行事「歩行祭」。その道のりが、愉しく、時には切なく、そして幸福感に包まれる。原作は第２回本屋大賞を受賞した、恩田陸の「夜のピクニック」。監督は、『ココニイルコト』『13階段』『青空のゆくえ』などの作品で高く評価されている長澤雅彦監督。本作では、三澤慶子と共同脚本も手掛けている。音楽は、長澤監督作品を始め、『Love Letter』など岩井俊二監督作品の音楽を多数手掛けているREMEDIOSと、海外でデビューを果たすDAKOTA STARが担当。出演は、『HlNOKIO』『青空のゆくえ』で本年度ブルーリボン賞新人賞に輝いた多部未華子、『蝉しぐれ』でキネマ旬報ベスト・テンの新人男優賞受賞の石田卓也、『花とアリス』の郭智博、『青空のゆくえ』の西原亜希、『スウィングガールズ』の貫地谷しほりと松田まどか、『チェケラッチョ!！』の柄本佑、『シムソンズ』の加藤ローサなど、期待の若手俳優たちが顔を揃えた。
- STORY
- 高校生活最後の歩行祭。それは、夜を徹して８０キロを歩き通すという、一大イベントである。生徒たちは、全員が同じ白いジャージを着て、友人たちと思い思いの話しをして過ごすのだ。甲田貴子は、３年間わだかまった想いを清算するための、最後の賭けを胸に秘めていた。それは、同じクラスの西脇融に話かけるということ。それが貴子にとっては簡単なことではない。親友にも誰にも言わない秘密、貴子と融が異母兄弟だという事実。偶然同じ高校になり、３年になると、２人は同じクラスになってしまった。融はいつも冷たい目で、貴子を見た。融は貴子と同じクラスになると、貴子に対する複雑な気持ちを持て余すようになった。融と貴子の秘密を知らない親友の忍は、融に対して甲田貴子が好きなのだろう。告白しろとけしかけてくる。貴子は融に声をかけるタイミングがつかめない。忍は貴子にも融が好きなのか？と聞いてくる。高校最後の歩行祭。もう一生１，０００人で、友人たちとこの道を歩く事は無い。クラスメートの梨香や千秋、そして高見など、みんながそれぞれの心の中に大切に隠している想いがある。
- CASTING
- ●多部未華子 1989年1月25日生まれ。05年「HINOKIO」に主演でデビュー。05年ブルーリボン賞新人賞受賞。主な出演作は、「青空のゆくえ」（05）、「メールで届いた物語」（05）、「ルート225」（06）、「ゴーヤーちゃんぷるー」（06）など。 ●石田卓也 1987年2月10日生まれ。02年第15回JUNON SUPERBOYコンテストでフォトジェニック賞受賞。主な出演作は、ドラマ「青春の門筑豊編」、映画「蝉しぐれ」（05）、「時をかける少女」（06）、「ラフ」（06）など。 ●郭智博 1984年9月５日生まれ。主な出演作は「青の瞬間」「リリ・シュシュのすべて」（01）、「花とアリス」（04）、「スクールデイズschool daze」など。 ●西原亜希 1987年8月19日生まれ。主な出演作は、ドラマ「花より男子」レギュラー、映画「青空のゆくえ」（05）など。 ●貫地谷しほり 1985年12月12日生まれ。主な出演作は「スイングガールズ」「探偵事務所5」「最終兵器彼女」「ナイスの森」など。 ●松田まどか 1987年7月16日生まれ。00年「NAGISA」に主演し、キネマ旬報新人女優賞受賞。主な出演作は「スイングガールズ」（04）、「Beat Kids」「＠ベイビーメール」（05）など。 ●加藤ローサ 1985年6月22日生まれ。05年「tokyo tower」でデビュー。主な出演作は「TAKI183」「シムソンズ」「CATCH A WAVE」「陽気なギャングが地球を回す」など。
- 映倫
- 99
- 配給会社
- 松竹