笑う大天使(ミカエル)

由緒正しいお嬢様学園である、聖ミカエル学園に司城史緒が転校してきた。彼女の母親が亡くなり、17年間生き別れになっていた旧伯爵家の兄･一臣と再会。その兄の勧めでこの学園に転校してきたのだ。庶民育ちの史緒にとっては、ここは全く別世界であった。上流階級の生活で史緒は息のつまる日々。しかし、スポーツ万能、成績優秀の彼女は、やがてクラスのお嬢様たちの憧れとなっていく。史緒のクラスには、オスカル様と言われるお嬢様･斎木和音、上級生のマスコットで社長令嬢の更科柚子がいた。ある日、史緒が裏庭で焚き火をたいて大好物のチキンラーメンを食べていると、和音と柚子がやってきた。史緒の本性を知った2人は大騒ぎ。そのうちに、焚き火から煙りが巻あがり、3人に不思議な能力が備わってしまった。この事件で3人は意気投合。実は柚子も和音も猫かぶりお嬢様で、庶民であることがバレないように、学園生活を送ることとなったのである。