輪廻

(C)2005「輪廻」製作委員会
法医学教授の大森範久は、昭和45年に群馬県のホテルで大量無差別殺人を起こした。それから、35年後、映画監督の松村郁夫は、この猟奇事件の映画化に取り組んでいた。キャストやスタッフ全員を事件現場となったホテルに連れていった。渚は今は廃虚となった赤い屋根のそのホテルを訪れた。そこで、渚は幻覚に襲われ、それは彼女を客室へと導いたのだ。227号室。そこは、少女が殺された部屋だった。女子大生の木下弥生は、子供の頃から奇妙な夢を見続けていた。夢にはいつも赤い屋根のホテルが現れるのだ。親に聞いても、そんなホテルには行ったことがないと言う。不安を抱える弥生に、恋人の尾西和也は自分の前世を知るという林田由香を紹介するのだった。
公開日
2006年1月7日(土)
監督
清水崇
脚本
清水崇 安達正軌 大石圭
撮影
柴主高秀
音楽
川井憲次 扇愛奈
出演
優香 香里奈 椎名桔平 治田敦 杉本哲太 小栗旬 松本まりか 小市慢太郎 三條美紀 黒沢清 佐々木麻緒 伊藤大翔 諏訪太朗 眞島秀和 佐藤貢三 大槻修治
製作年
2005
製作国
日本
上映時間
96
INTRODUCTION
「THE JUON/呪怨」がハリウッドでリメイクされ、その監督としても活躍した清水祟関監督。日本人監督による初の全米興行ランキング第1位という記録を打ち立てた。2週連続の1位で興行収入1億ドル(110億円)を突破する驚異のヒットとなったのである。本作は、清水監督の凱旋帰国第1作。「輪廻」は、前世によって定められた運命をテーマにした完全オリジナルストーリーである。全く新しい恐怖と謎を秘めた話題作の誕生。ヒロイン渚を演じるのは優香。明るく元気なイメージの彼女が、そのイメージを覆し、全く新しい演技で臨んでいる。謎に迫る女、弥生を演じるのは「深呼吸の必要」「天国の本屋~恋火」「海猿」など話題の作品に出演を果たした香里奈。謎の映画監督松村には、演技派としての地位を築いている椎名桔平。ホラー作品は今回が初挑戦となっている。その他、杉本哲太、小栗旬、松本まりか、三條美紀など個性派陣が脇を固めている。プロデューサーは「リング」シリーズ、「THE JUON/呪怨」、「帝都物語」「感染」などのホラー作品を主に手掛けている一瀬隆重。音楽は「リング」シリーズ、「イノセンス」の川井憲次。主題歌は05年デビューの現役大学生扇愛奈が担当している。
STORY
法医学教授の大森範久は、昭和45年に群馬県のホテルで大量無差別殺人を起こした。自らの家族を含め宿泊客や従業員11名の命を奪ったのだ。動機は不明で大森も死を遂げた。それから、35年の歳月が流れた。映画監督の松村郁夫は、この猟奇事件の映画化に取り組んでいた。被害者に焦点を当て、再現しようと執念を燃やしていたのである。作品によりリアリティを持たせようと、松村はキャストやスタッフ全員を事件現場となったホテルに連れていった。渚は今は廃虚となった赤い屋根のそのホテルを訪れた。そこで、渚は幻覚に襲われ、それは彼女を客室へと導いたのだ。227号室。そこは、少女が殺された部屋だった。女子大生の木下弥生は、子供の頃から奇妙な夢を見続けていた。夢にはいつも赤い屋根のホテルが現れるのだ。親に聞いても、そんなホテルには行ったことがないと言う。不安を抱える弥生に、恋人の尾西和也は自分の前世を知るという林田由香を紹介するのだった。弥生の話から、それは前世の記憶ではないかと言われ、自分の前世について話はじめた。35年前、ホテルでの11人殺人事件で首を絞められ殺されたと言うのだ。今でもその跡が残っているといって、スカーフを外し痣を見せた。そして、事件の唯一の生き残りである大森の妻、歩美を訪ねた。彼女から事件の鍵となる重大な事実を聞いた。弥生もまた事件の真相を求めてホテルを訪れるのであった。
CASTING
●優香(杉浦渚) 1980年6月27日生まれ。東京都出身。02年「恋に唄えば」で第26回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。主な出演作は、TV/「太陽は沈まない」「20歳の結婚」「Love Story」「新選組!」など。映画は本作が2作目となる。 ●香里奈(木下弥生) 1984年2月21日生まれ。愛知県出身。雑誌「Ray」のモデルとして活躍。01年「カバチタレ!」でドラマデビュー。04年「深呼吸の必要」で日本映画批評家大賞新人賞受賞。主な出演作は、「天国の本屋~恋火」(04)、「海猿」(04)など。 ●椎名桔平(松村郁夫) 1964年7月14日生まれ。三重県出身。93年「ヌードの夜」で注目される。99年「金融腐食列島 呪縛」で第23回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。第73回キネマ旬報賞日本映画助演男優賞受賞。主な出演作は「GONIN」(95)、「不夜城」(98)、「溺れる魚」(01)、「化粧師」(02)、「クイール」(04)、「約十三の嘘」(04)、「忍SHINOBI」(05)など。
映倫
10
配給会社
東宝日活

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