空中庭園

(C)2005「空中庭園」製作委員会
京橋家では、家族は「何事もつつみ隠さず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合う」という決まりがある。その決まりに従って、娘のマナは、自分の”出生決定現場”がラブホテル「野猿」であることを知らされるショックを受ける。そのせいではないが、マナは学校を休みがち。弟のコウもあまり学校に行っていない。彼は建物に興味があり、”ラブホテルには窓がない”と聞いて行ってみたくなった。そこで不動産会社に行くと、ミーナが受付をしていた。ミーナは父・貴史の愛人だったのだ。そして。貴史にはもうひとり、長くつきあいつづけている愛人・飯塚もいる。妻の絵里子は主婦業に専念する日々を送っている。ただ、かつて引きこもりだった自分と母・さと子との関係がわだかまりとして残っている。ある日、帰宅した貴史は驚いた。ミーナがコウの家庭教師になったというのだ。貴史もミーナも初めて会った振りをしつつ、京橋家ではミーナ先生の歓迎の宴となる。また、ある日、さと子はコウの身元引受人として呼び出される。コウが万引きしたというのだ。品物は女性用生理用品。不審に思ったさと子を、コウが説明のために連れていった先はラブホテル「野猿」。そこではミーナがコウの帰りを待っていた。一方、絵里子は、ちょうど退院したさと子と、ミーナ先生の合同誕生日パーティを京橋家で開催する計画。手作りの装飾やケーキを作って、皆の帰りを待っているのだ。
公開日
2005年10月8日(土)
監督
豊田利晃
脚本
豊田利晃 角田光代
撮影
藤澤順一
音楽
ZAK UA
出演
小泉今日子 板尾創路 鈴木杏 広田雅裕 ソニン 大楠道代 今宿麻美 勝地涼 山本吉貴 渋川清彦 中沢青六 千原せいじ 鈴木晋介 國村隼 瑛太 永作博美
製作年
2005
製作国
日本
上映時間
114
INTRODUCTION
原作は、「対岸の彼女」で第132回直木賞を受賞した、角田光代の同名小説「空中庭園」。これは第3回婦人公論文藝賞受賞作でもある。この作品を、映画『青い春』で、男の子たちの青春をライブ感覚で描き出し絶賛された豊田利晃が映画化した。主演の絵里子役には、『風花』以来4年ぶりの主演映画への復帰となる小泉今日子。絵里子の母親・さと子役には大楠道代。母娘関係に説得力をもたせる卓越した名演を生みだしている。娘・マナに、17歳にして演技派女優としての名声を確立した鈴木杏。多感な娘役を好演。浮気に忙しい絵里子の夫・貴史役には板尾創路が、家族愛がにじみ出る中年男性を見事に演じている。息子・コウ役には、本作が映画初出演となる広田雅裕。貴史を悩ませる長年の恋人・飯塚役に永作博美、そして若き恋人ミーナにソニン。そのほかにも今夏『亡国のイージス』、『この胸いっぱいの愛を』など、超話題作への出演が目白押しの勝地涼、映画『電車男』で人気急上昇の瑛太、カリスマモデル出身の今宿麻美など、日本映画界の実力派キャストが結集して人間ドラマを描いている。映画のエンディングには、今年でデビュー10周年を迎えるUAが歌っているのも話題である。
STORY
京橋家では、家族は「何事もつつみ隠さず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合う」という決まりがある。その決まりに従って、娘のマナは、自分の”出生決定現場”がラブホテル「野猿」であることを知らされるショックを受ける。そのせいではないが、マナは学校を休みがち。弟のコウもあまり学校に行っていない。彼は建物に興味があり、”ラブホテルには窓がない”と聞いて行ってみたくなった。そこで不動産会社に行くと、ミーナが受付をしていた。ミーナは父・貴史の愛人だったのだ。そして。貴史にはもうひとり、長くつきあいつづけている愛人・飯塚もいる。妻の絵里子は主婦業に専念する日々を送っている。ただ、かつて引きこもりだった自分と母・さと子との関係がわだかまりとして残っている。ある日、帰宅した貴史は驚いた。ミーナがコウの家庭教師になったというのだ。貴史もミーナも初めて会った振りをしつつ、京橋家ではミーナ先生の歓迎の宴となる。また、ある日、さと子はコウの身元引受人として呼び出される。コウが万引きしたというのだ。品物は女性用生理用品。不審に思ったさと子を、コウが説明のために連れていった先はラブホテル「野猿」。そこではミーナがコウの帰りを待っていた。一方、絵里子は、ちょうど退院したさと子と、ミーナ先生の合同誕生日パーティを京橋家で開催する計画。手作りの装飾やケーキを作って、皆の帰りを待っているのだ。
CASTING
●小泉今日子 神奈川県出身。82年「私の16才」で歌手デビュー。03年「センセイの鞄」で芸術選奨・文部科学大臣新人賞受賞。主な出演作は、「十階のモスキート」(83)、「怪盗ルビイ」(88)、「踊る大捜査線THE MOVIE」(98)、「青い春」(02)など。 ●板尾創路 1963年7月18日生まれ。大阪市出身。130Rでコンビを結成。主な出演作は「ジョゼと虎と魚たち」(03)、「ナイン・ソウルズ」(03)、「真夜中の弥次さん、喜多さん」(05)など。 ●鈴木杏 1987年4月27日生まれ。東京都出身。96年ドラマ「金田一少年の事件簿」でデビュー。98年、ハリウッド映画「ヒマラヤ杉に降る雪」に出演し話題となった。主な出演作は「Returner」(02)、「ナイン・ソウルズ」(03)、「MOON CHILD」(03)、「青の炎」(03)など。 ●ソニン 1983年3月10日生まれ。高知県出身。02年「カレーライスの女」で歌手デビュー。主な出演作はドラマ「高校教師」(03)、「ああ一軒屋プロレス」(04)など。 ●大楠道代 80年「ツィゴイネルワイゼン」で日本アカデミー賞助演女優賞受賞。主な出演作は「陽炎座」(81)、「顔」(00)、「座頭市」(03)、「赤目四十八瀧心中未遂」(03)など。 ●勝地涼 1986年8月20日生まれ。00年「世にも奇妙な物語 携帯忠臣蔵」でデビュー。主な出演作は「リリイ・シュシュのすべて」(01)、「バトル・ロワイヤル2」(03)、「亡国のイージス」(05)など。
配給会社
アスミック・エース

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