ロード・オブ・ドッグタウン

通称ドッグ・タウンと呼ばれる、アメリカ西海岸のヴェニスビーチ周辺は、見捨てられたような街。ここでスケートボードに明け暮れる3人の少年たちがいた。トニー、ステイシー、ジェイ。彼らにとっては、スケートボードで風を切ってストリートを滑る時が唯一最高に楽しい瞬間だった。やがて、たまり場のサーフショップを中心に、スケートチーム「Z-BOYS」が結成される。彼らのワイルドなスケーティングに磨きがかかる中、立体的なスケーティングができる「空っぽのプール」こそが聖域となるのだった。全米スケート大会に出場。革新的なスタイルで若者たちを熱狂させたのである。瞬く間にスーパースターになっていく。それと同時に、メディアが彼らをビッグビジネスに巻き込もうとしていた。3人は、「20年後も僕たちの夏休みは続くんだ。」とプールの底で誓いあったのだった。

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