この胸いっぱいの愛を

(C)2005「この胸いっぱいの愛を」製作委員会
鈴谷比呂志は、百貨店のお弁当フェア担当である。彼は出張で小学生時代を過ごした北九州・門司を訪れていた。比呂志が幼い日を祖母と過ごした旅館も、海も街も変わることなく昔のままだった。郷愁に浸る比呂志。その時、ひとりの少年が通り過ぎた。その少年は20年前の自分“ヒロ”だったのだ。驚いた比呂志は、新聞の日付を確認するために喫茶店に入った。そこで以前出会った若いヤクザの男と再び出会う。二人は自分たちが1986年にタイムスリップしていることを知るのだった。今日がお婆ちゃんの誕生日ということを急に思い出し、小学生時代を過ごした旅館の台所へと走りる。1986年の祖母の誕生日に、ケーキを焼こうとして火事を起こしてしまったことを思い出したのである。比呂志は、その火を未然に消し止めることに成功した。このことで、比呂志はヒロと同じ部屋に暮らし、旅館に住み込みで働くことになる。こうして20年前の自分と、現在の自分の不思議な同居生活がはじまった。ある日、ずっと比呂志の胸に住み続けていた憧れの女性“和美姉ちゃん”と再会する。東京からやってきて友達ができず、ひとりぼっちの淋しい日々を過ごしていたヒロにとって、近所のお蕎麦屋さんのひとり娘・和美は、唯一の友達だった。しかし、和美は難病にかかっており、手術を拒否してこの世を去ってしまう。大人になった比呂志は、幼い頃の叶わなかった願い、大好きな和美姉ちゃんを救うことができるのだろうか。

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