ルパン

(C)2004-Hugo Films-TF1 Films Production-M6 Films-Arsene Lupin Ltd-Vertigo Films SL-Rai Cinema
アルセーヌ・ルパンの父親は、巧妙な盗人テオフラスト・ルパン。母親はドルー・スービーズ公爵夫人の妹アンリエット・ダンドレジー。アルセーヌは、その公爵の城館で見事な財宝に囲まれて育った。ある時、父親の指示で、宝石のちりばめられた豪奢なネックレスを盗みだした。それを持って、父親は相棒と共に夜の闇へと遁走した。翌朝、身元不明の死体が見つかる。残された証拠によって、母親とアルセーヌは館を追い出されてしまう。それから時は流れ、20才になったアルセーヌだが、母が息をひきとるまで父親の殺害に関する母の秘密を聞くことはなかった。彼は幼なじみの従妹クラリスの口添えで、公爵に武術を教える仕事についた。ある日、アルセーヌは城館で謎解きの鍵となりそうな一通の古い文書を見つける。そして秘密の会合を知った。それは王家の財宝をねらい、フランス王権を主張するオルレアン公爵を王座につけようともくらむ陰謀だった。一方、アルセーヌは不思議な儀式を目撃。十字架に秘められた謎を解く宝探しのレースが始まった。悩ましいほどの美貌と存在感を放つ伯爵夫人が敵の手に落ちるが、アルセーヌは一計を案じて夫人を救出。二人は恋におちるが、この事件の裏で暗躍する夫人の正体が明らかになってくるのだった。果たして、アルセーヌは謎をとくことができるだろうか。
公開日
2005年9月17日(土)
監督
ジャン=ポール・サロメ
脚本
ジャン=ポール・サロメ ローラン・ヴァショー
撮影
パスカル・ダリオ
音楽
デビー・ワイズマン
出演
ロマン・デュリス クリスティン・スコット・トーマス パスカル・グレゴリー エヴァ・グリーン ロバン・ルヌーチ マチュー・カリエール フィリップ・ルメール マリー・ビュネル
製作年
2004
製作国
仏=英=スペイン=伊
原題
ARSENE LUPIN
上映時間
132
INTRODUCTION
莫大なフランス王家の宝石を巡る抗争に巻き込まれていく「カリオストロ伯爵夫人」。この物語りをもとに、ルパンの波乱万丈の生涯を描いた作品。「813」や「奇巌城」などの名場面、アクションやアドベンチャーが交錯する、壮大なスケールの冒険物語である。監督は、「ルーブルの怪人」で一躍人気監督の仲間入りを果たした新鋭ジャン・ポール・サロメ。ルパン生誕100周年ということで、ルブランの傑作小説の数々を、現代に甦らせるために作品を新解釈し、大胆な試みを随所に展開している。ルパン役に、「イザベル・アジャー二の惑い」「スパニッシュ・アパートメント」のロマン・デュリス。ルパンを誘惑するカリオストロ伯爵夫人には、「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・卜一マス。ルパンと恋におち、妻となるクラリスを演じるのは「ドリーマーズ」でベルトルッチ監督に見出されたエヴァ・グリーン。謎の男ボーマニャンには、「王妃マルゴ」のパスカル・グレゴリー。衣装は「シラノ・ド・ベルジュラック」でセザール賞を受賞したピエール=ジャン・ラロック、編集は、「レオン」でセザール賞候補のシルビー・ランドラ、音楽は「愛しすぎて/詩人の妻」のデビー・ワイズマン、主題歌を歌うのは「ベルヴィル・ランデブー」のマチュー・シュディッド、美術は「堕ちてゆく女」のフランソワーズ・デュペルテユイなど、フランス映画界を代表する豪華なキャスト、スタッフ陣が結集している。
STORY
アルセーヌ・ルパンの父親は、巧妙な盗人テオフラスト・ルパン。母親はドルー・スービーズ公爵夫人の妹アンリエット・ダンドレジー。アルセーヌは、その公爵の城館で見事な財宝に囲まれて育った。ある時、父親の指示で、宝石のちりばめられた豪奢なネックレスを盗みだした。それを持って、父親は相棒と共に夜の闇へと遁走した。翌朝、身元不明の死体が見つかる。残された証拠によって、母親とアルセーヌは館を追い出されてしまう。それから時は流れ、20才になったアルセーヌだが、母が息をひきとるまで父親の殺害に関する母の秘密を聞くことはなかった。彼は幼なじみの従妹クラリスの口添えで、公爵に武術を教える仕事についた。ある日、アルセーヌは城館で謎解きの鍵となりそうな一通の古い文書を見つける。そして秘密の会合を知った。それは王家の財宝をねらい、フランス王権を主張するオルレアン公爵を王座につけようともくらむ陰謀だった。一方、アルセーヌは不思議な儀式を目撃。十字架に秘められた謎を解く宝探しのレースが始まった。悩ましいほどの美貌と存在感を放つ伯爵夫人が敵の手に落ちるが、アルセーヌは一計を案じて夫人を救出。二人は恋におちるが、この事件の裏で暗躍する夫人の正体が明らかになってくるのだった。果たして、アルセーヌは謎をとくことができるだろうか。
CASTING
●ロマン・デュリス(アルセーヌ・ルパン) 1974年生まれ。94年「青春シンドローム」で主演デビュー。96年「猫が行方不明」で注目される。主な出演作は、「ガッチョ・ディーロ」(97)、「パリの確率」(99)、「CQ」(01)、「スパニッシュ・アパートメント」(01)、「イザベル・アジャーニの惑い」(02)など。 ●クリスティン・スコット・トーマス(カリオストロ伯爵夫人) 1960年5月24日生まれ。イギリス出身。88年「ハンドフル・オブ・ダスト」でヨーロッパ映画祭女優賞94年「フォー・ウェディング」でイギリス・アカデミー賞を受賞。「イングリッシュ・ペイシェント」ではアカデミー主演賞候補。主な出演作は、「モンタナの風に抱かれて」(98)、「ランダム・ハーツ」(99)、「海辺の家」(02)など。 ●パスカル・グレゴリー(ボーマニャン) 1954年9 月8日生まれ。フランス出身。「王妃マルゴ」や「愛する者よ、列車に乗れ」でセザール賞助演男優賞候補。主な出演作は、「ジャンヌ・ダルク」(99)、「スズメバチ」(01)など。 ●エヴァ・グリーン(クラリス) 1980年7月5日生まれ。パリ出身。03年「ドリーマーズ」で一躍世界的に注目を集める。「キングダム・オブ・ヘブン」(05)に出演。
配給会社
角川ヘラルド映画

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