アイランド

(C)2005 Dreamworks LLC and Warner Bros. Entertainment Inc.
全編にみなぎる緊迫感が心地よい刺激となって迫ってくる。臓器提供だけを目的として生産されていく無数のクローンたち。彼らは単なる商品にすぎないのか、やっぱり人間なのか。卓抜したアイデアをもとに展開していく生命と愛のドラマ。壮絶なアクションの連続でありながら、人間の存在そのものの意義まで問いかけ、鋭い現代風刺にも通じるメッセージ性までも込めた野心作。マイケル・ベイの持つ、いい意味でのアバウトさや都合のよさが、スピーディなストーリー展開にピッタリとはまって、嵐のように翻弄されながら一気にラストまで持っていかれてしまう。映画的エンタテインメントのあり方を熟知した、この監督ならではの鮮やかさが印象強い。 また、一躍トップ女優の仲間入りを果たしたスカーレットのアクション初挑戦も見所たっぷり。「真珠の耳飾りの少女」や「ロスト・イン・トランスレーション」で見せた静的な雰囲気から一変し、また新たな魅力を発散させている。贅沢に、そしてスタイリッシュに構築された未来都市の造形も見事。圧倒されるばかりのアクションシーンと、手に汗握る逃亡劇。100%の満足を味わえるアクション快作であろう。
公開日
2005年7月23日(土)
監督
マイケル・ベイ
脚本
アレックス・カーツマン ロベルト・オーチー カスピアン・トレッドウェル=オーウェン
撮影
マウロ・フィオーレ
音楽
スティーヴ・ジャブロンスキー
出演
スカーレット・ヨハンソン ユアン・マクレガー ジャイモン・フンスー スティーヴ・ブシェミ ショーン・ビーン マイケル・クラーク・ダンカン グレン・モーシャワー ショウニー・スミス
製作年
2005
製作国
原題
THE ISLAND
上映時間
136
INTRODUCTION
『アルマゲドン』『パール・ハーバー』の名匠、マイケル・ベイ監督が全人類の未来に放つアクション超大作!!すでに始まっているかもしれない近未来。臓器調達のための“クローン生産”というリアルなテーマのもと、スタイリッシュな未来都市を舞台に、ダイナミックなアクションが繰り広げられていく。マイケル・ベイ監督らしさが光る、美しい映像の数々。そして、純粋で無垢な愛がまるで美しい旋律のようにここに描かれている。主演は、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』のユアン・マクレガーと、『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソン。クローンの管理者メリックには『トゥームレイダー2』『コンスタンティン』のジャイモン・フンスー、追跡隊を率いるローレントに『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』『トロイ』のショーン・ビーン、二人の脱出を助ける研究員マッコードに『ファーゴ』『ビッグ・フィッシュ』のスティーブ・ブシェミ。超豪華キャストがそれぞれの予期せぬ結末に向って疾走していく。
STORY
リンカーン(ユアン・マクレガー)は、徹底的に健康管理されたコミュニティで暮らしている。外の世界は汚染されているという。壁のスクリーンに映し出される健康アドバイス、管理の行き届いた食事。そして、女性用の住居棟で暮らすジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)との心はずむ会話。しかし、それは安全で快適だけれど、退屈な日々であった。ここで暮らす人々の夢は、地上最後の楽園「アイランド」へ行くこと。日々行われる抽選会が彼らの最大の関心事である。今日も抽選で幸運を手に入れた人が、喜びをスクリーン一杯にコメントしている。そんなある日、リンカーンは換気口から入ってきた一匹の蛾を発見して疑問を抱く--外の空気は汚染されているのではないのか? そして施設内を探索するうちに恐るべき真実を目撃する。自分たちは、臓器の保険契約を結んだ主人に、臓器を提供するためだけに“生産”されたクローンであったということに気づいてしまう。そして、「アイランド行き」とは、すなわち臓器摘出の死刑宣告だったのだ! 次の当選者に決まったのは、ジョーダン! 二人は、生きるために脱出を図る。執拗に追ってくる組織された大規模なセキュリティーチーム。警官隊との衝突、激しいカーチェイス。そして遂に、富と名声を得て“臓器を買った”もうひとりの自分と対面するのだった。コミュニティのクローン住人は果たして解放されるのか、巨大な臓器製造組織はどうなるのか。
CASTING
●ユアン・マクレガー 1971年3月31日生まれ。スコットランド出身。在学中から「カラーに口紅」などTVに出演。93年「Being Human」で映画デビュー。94年「シャロウ・グレイブ」で注目される。01年「ムーラン・ルージュ」でロンドン映画批評家協会賞、ゴールデン・サテライト賞受賞。主な出演作は、「トレインス・ホッティング」(96)、「スターウォーズ」新シリーズ(98)、「ビッグ・フィッシュ」(03)、「Yung Adam」(03)など。 ●スカーレット・ヨハンソン 1984年11月22日生まれ。ニューヨーク州出身。8才でオフ・ブロードウェイにデビュー。94年「ノース/ちいさな旅人」で映画デビュー。96年「のら猫の日記」でインディペンデント・スピリット賞主演女優賞候補。主な出演作は、「モンタナの風に抱かれて」(98)、「バーバー」(01)、「ゴーストワールド」(01)、「スパイダー・パニック」(02)、「ロスト・イン・トランスレーション」(03)など。 ●ショーン・ビーン 1959年4月17日生まれ。イギリス出身。ロイヤル・シェークスピア・カンパニーで舞台で活躍。86年「カラヴァッジオ」で注目される。主な出演作は「パトリオット・ゲーム」(92)、「0074/ゴールデンアイ」(95)、「アンナ・カレーニナ」(97)、「RONIN」(98)、「サウンド・オブ・サイレンス」(01)、「トロイ」(04)など。 ●ジャイモン・スンフー 西アフリカ出身。97年「アミスタッド」でゴールデン・グローブ賞候補。主な出演作は「不法侵入」(92)、「スターゲイト」(94)、「ER緊急救命室」(94)、「グラディエーター」(00)、「サハラに舞う羽」(02)、「トゥームレイダー2」など。
配給会社
ワーナー・ブラザース映画

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